「選挙は買い」の格言どおり、本日の日経平均は+389.88円の大幅高に。安倍政権の基盤強化は株価に追い風です。売買代金急増は海外投資家の買いでしょう。(『THE相場観!』)
日経平均は2年1カ月ぶり高値、「解散」追い風に上値余地は十分
海外投資家も買いに転じたか
<19日大引>
- 日経平均:20299.38(+389.88)
- 売買高:20.4億株
- 売買代金:3.1兆円
- 騰落レシオ:125.55%
- 25日線かい離:+3.68%
- ドル円:111円60銭台、ユーロ円:133円80銭台(19時現在)
本日の日経平均は大幅に続伸し、約3カ月ぶりに年初来高値を更新。2015年8月18日以来、2年1カ月ぶりの高値となりました。
米長期金利が上昇し、ドル円は111円台後半まで円安が進行。10月に総選挙実施の観測が浮上し、過去の選挙期間中は株高となるケースが多かったことも株式相場を支えました。
市場では「米株高・円安と、選挙までは株高が続くというアノマリーもあり、リスクオンムードが強まっている。FOMCでのバランスシート縮小は織り込み済みで、株安要因にはならないだろう」との声が聞かれました。
昔から「選挙は買い」という相場格言があります。内閣支持率に回復の兆しが出ており、安倍政権が選挙で基盤を強化すれば株価にとって追い風です。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

米ドル/円 日足(SBI証券提供)
今日の急騰でストキャスは91%と90%を超えていますので、目先の調整はあるかもしれませんが、売買代金が3.1兆円と急増したのは海外投資家の買いでしょう。
やはり解散総選挙をポジティブに見たのでしょうか。
騰落レシオ125.55%や、25日線かい離+3.68%は、まだ上値余地十分です。
日本企業の業績は好調で、15日時点で14.1倍だった日経平均の予想PERは15倍程度まで上昇し、日経平均は2万1000円まで上昇する可能性があります。
『THE相場観!』(2017年9月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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2025年に日本では団塊の世代の年齢層がほぼすべて75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護、年金などの社会保障費が急増して財政危機の引き金になりかねないと危惧されています。また年金を管理運用しているGPIFが2016年6月に発表した運用報告では、国内株式の評価損が響き、約マイナス5兆円を計上したことでマスコミが騒ぎました。ただこれも株式運用ではなく、債券やそのままキャッシュで運用していたら20年後には200兆円の年金はなくなるのです。将来にいろんな不安を抱えながらの株式投資になりますが、自分の年金くらいは株式運用で増やしていきましょう。それが私がメルマガを通じてお伝えしたい主旨です。