就職をあきらめた人はどれくらい?
では、就職をあきらめた人々の数を推定してみます。
まずは過去10年間の非労働力人口の変化を見てましょう。
以下、(ウ)のグラフをご覧ください。2009年の平均非労働力人口と、2018年の平均非労働力人口、そして、その内訳を示しています。
<2009年平均非労働力人口の内訳>
16歳−64歳の障害者は962万人、65歳以上の障害者は1,130万人で、障害者合計は2,093万人
16歳−64歳の健常者は4,057万人、65歳以上の健常者は2,015万人で、健常者合計は6,072万人
<2018年平均非労働力人口の内訳>
16歳−64歳の障害者は1,021万人、65歳以上の障害者は1,365万人で、障害者合計は2,387万人
16歳−64歳の健常者は4,425万人、65歳以上の健常者は2,759万人で、健常者合計は7,184万人
それぞれのグループの増加率は、以下のようになっています。
16歳−64歳の障害者は1.06倍、65歳以上の障害者では1.21倍に増加
16歳−64歳の健常者は1.09倍、65歳以上の健常者では1.37倍に増加
16歳−64歳のグループでは、健常者の非労働力人口が、障害者の非労働力人口よりも、増加率が高いのです。
非労働力人口とされているうちの半数は、身体が健康で働ける人だった
続いて、以下(エ)の円グラフを御覧下さい。これは2018年の非労働力人口の内訳です。
<非労働力人口9,571万人の内訳>
16歳−64歳の障害者1021万人で全体の11%、65歳以上の障害者1365万人で全体の14%
16歳−64歳の健常者4425万人で全体の46%、65歳以上の健常者2759万人で全体の29%
身体が健康で一番働くべき世代が4,500万人近く存在していて、彼らが非労働力人口全体の5割弱を占めていているのが米国の現状です。
なお、米国の15歳から64歳までの労働力人口は2019年4月時点で 2億635万人程度だと推定されます。約10年前の金融危機で、その後の労働参加率は63%以下に落ちたのですが、それ以降、ずっと62%から63%のままです。
経済の回復なんぞ、まったくしていないことがわかります。
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2019年5月配信分
・儲からなかったから脱会するそうな/金儲けなら悪いことでもなんでもする銀行たち(5/23)
・失業率が低いのに、増えるのは何故?(5/22)
・ロシア新車販売:2019年4月(5/21)
・インド新車販売 2019年4月/中国新車販売:2019年4月(5/20)
・やっとキャッシュレス社会の脆弱さに気が付いたようだ/金準備の完全実地棚卸監査要求法案(5/17)
・トラック クラス8:2019年4月/4000人首切りで、黒字にします(5/16)
・豪州新車販売:2019年4月/当初の予想は甘く、実態は更に悪化したので(5/15)
・環境汚染問題でも産金量、産銀量が減るかも知れない(5/14)
・ここでも世界景気後退を示唆/米国国民の個人破産状況:2019年3月度(5/13)
・米国の失業率を見ても真の姿は見えない(5/10)
・財政規律が遵守されなければ、どうなるのだろう?(5/9)
・インドの中央銀行が金準備を本格的に増やすのではないか?(5/8)
・貿易量から見ると、現在は2008年以降で最悪の状態(5/7)
・米国新車販売実績:2019年4月/カナダ新車販売:2019年4月(5/6)
・自動車メーカーのリストラ/国際空港が語る貧困(5/2)
・気になる話:世界最大の銀鉱山/住宅販売が減れば、当然、家具類の販売も減る(5/1)
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2019年4月配信分
・バーゼル規制で価格上昇はあるか?(4/30)
・ドイツ銀行、合併断念の公式発表(4/27)
・テスラ駄目かも/ゴールド志向、中国・インドだけじゃなくドイツも(4/26)
・中国新車販売2019年3月/ベネゼエラも米国も沈んでいく(4/25)
・2019年第1四半期 現物引渡し量(4/24)
・米国消費者行動の変化/金貨を正貨に!法案可決:ウェスト・バージニア州(4/23)
・テスラ駄目かも/倒産寸前のドイツ銀行(4/22)
・インドネシア新車販売2019年3月(4/21)
・現代の世相と、新元号の語感/Sibanye社のコストから見た物価上昇(4/19)
・米国を脅迫するサウジアラビア(4/18)
・米国企業の借金漬け危機:大手食品メーカーも例外ではない(4/17)
・文字通り、世界最大の油田の衰退(4/16)
・偽装型長距離攻撃ミサイル(4/15)
・メキシコ新車販売:2019年3月(4/13)
・ロシアを難攻不落にしたいから(4/12)
・もう次の金新鉱脈は無いのかも?/南ア金鉱の老衰(4/11)
・デリバティブの増減傾向/ゴールド・デリバティブから見た風景(4/10)
・偶然だったのだろうか?必然の結果だったのだろうか?/どれくらい大博打を打っているのだろうか?(4/9)
・追い詰めると、他の陣営に入営する/儲からなかった2018年第4四半期(4/8)
・米国新車販売実績:2019年3月/トラック クラス8:2019年3月(4/7)
・どうなるのだろう?台湾と中国/国家方針に従って、進んでいる(4/5)
・覇権国家になれば、大変お得です/重篤患者治療用の点滴用ビタミンCを禁止(4/4)
・インドネシア新車販売2019年2月/どこがいうのが一番正確か?(4/3)
・新築住宅販売:2019年1月/不良住宅専門貸付会社同士の吸収合併劇(4/2)
・不況の深刻化が、此処でも判る/BASEL3:カナダの場合(4/1)
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2019年3月配信分
・トラックのクラス8:2019年2月/テスラ駄目かも、この解雇は何の前兆(3/29)
・店舗展開小売業:縮小?それとも倒産/ちょっと気になる申請件数(3/28)
・続編1:通貨管理局/続編2:FDIC(3/27)
・スイス国民年金基金の動き/こんな話があるのを御存じですか?(3/26)
・金貨を正貨に!ウェスト・バージニア州で法案可決/米国農業部門、借金破産(3/25)
・長短金利の逆転はさらに進む(3/24)
・米国長短金利逆転現象(3/23)
・百均ショップも赤字で閉鎖縮小/米国雇用状況の実態:2019年2月の解雇通知(3/22)
・時々、驚かしたいから/レンタカー会社は大丈夫なのかな?(3/21)
・豪州新車販売:2019年2月/豪州新車販売 2019年2月(3/20)
・偽地金に注意を/対JPM集団訴訟、司法省による審理一時中止(3/19)
・本国保管の方が安心出来るから/米国最大手の電力、ガス会社の首切り(3/18)
・中国新車販売:2019年2月(3/16)
・言うのは簡単だが、難しいのでは?/そんなに苦しいのか(3/15)
・パースでの体験実習/非常に興味深いグラフを見つけました(3/14)
・フォード中国でも解雇が進む/豪州の最大顧客は 噂どおり 中国(3/13)
・ピークは過ぎて今後は減る一方:続編、豪州政府内のゴールド分野の予想/フォード中国でも解雇が進む(3/12)
・ピークは過ぎて今後は減る一方:続編、2017年時点のキャッシュ・コスト/根こそぎ除草剤入り(3/11)
・日曜ですので、簡単に(3/10)
・昨年秋の年末商戦の結果 大改革:Macy‘s/豪州パース造幣局の年次決算書の精錬量(3/)
・ピークは過ぎて今後は減る一方:続編 Yamana Gold社/Agnico Eagle社(3/7)
・北米地域の新車販売実績:2019年2月(3/7)
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・ピークは過ぎて今後は減る一方:続編、Gold Fields社(3/5)
・豪州から中国への流れが少し見えてきた/供給不足で御免なさい(3/4)
・米国家計の借金体質は悪化を続けている(3/1)
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2019年2月配信分
・アノ教授の新たな御託宣(2/28)
・【インド】選挙対策でこんなことする?/米国の靴チェーン“Payless”が終焉(2/27)
・金産出量のピークは2019年に過ぎる/日本円、人民元建て価格(2/26)
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・中国新車販売 2019年1月実績(2/23)
・中国、金準備買い増し発表を突然再開/イタリア、中銀の金資産は誰のもの?(2/22)
・ロシア、巨大金鉱脈を発見/免税にしたら、需要は増えるはず?(2/21)
・JP Morganの貴金属介入操作の違法行為、巨額集団訴訟に発展/資金流出 2019年1月(2/20)
・トラック クラス8:2019年1月/米国景気の最重要指標の一つ(2/19)
・2月14日の米国株価下落(2/18)
・直面する最大の難題は貧富の格差:連銀議長発言(2/17)
・アゼルバイジャンも加わる(2/15)
・欧州三カ国の新車販売実績:2019年1月/儲かっているはずのテスラが首切りを(2/14)
・米国の傀儡だった此の国も/EU版SWIFT創設(2/13)
・2018年第3四半期実績レポートからの抜粋(2/12)
・管理者が死んだので、消えたビットコイン(2/11)
・北米地域の新車販売実績:2019年1月/米国自動車メーカーの首切り(2/10)
・金貨を正貨に!法案上程:ウェスト・バージニア州/要するに重要なのはアレとコレ(2/8)
・連銀を白日の下に曝せ(2/7)
・借金して博打:1929年大恐慌/借金して博打:現代版(2/6)
・今年ダボス会議で語られた事/3万トンなんぞ途方も無い噂話(2/5)
・多分、同業他社も同じ様なもの?/ベネゼエラがロシアの手中へと:続編(2/4)
・インドの金準備:2018年10月時点/国民に呼び掛け:ロシア(2/1)
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2019年1月配信分
・中国新車販売:2018年12月/インド新車販売:2018年12月(1/21)
・米ドルが無くても、決済出来ます/紙証文よりも金地金を貯めよ(1/18)
・小型店舗チェーンもアウト:消費不況/小型店舗チェーンもアウト:消費不況(1/17)
・ドイツ新車販売:2018年12月実績/豪州新車販売:2018年12月実績(1/16)
・カナダ新車販売実績 2018年12月/物流業者、輸送業者の見方から判断すると:2018年12月(1/15)
・英国新車販売実績 2018年12月/英国新車販売実績 2018年12月(1/14)
・米国新車販売 2018年12月実績/フォード:絶不調なので、出来るだけ発表は抑える(1/11)
・ロシア:海外に新たな戦略空軍基地を展開する野望/米国雇用状況の実態:2018年12月 解雇通知(1/10)
・ベネゼエラがロシアの手中へと/ロシア:海外に新たな戦略空軍基地を展開する野望(1/9)
・ユーロ圏の金融システム/元連銀議長:逃げよ!逃げよ!(1/8)
・結局 買い手が付いたのかどうかは不明だけれど/米国最重要造船所でも事実上の解雇の嵐(1/7)
・イールド・カーブからの警告 その後:No.4/円高の理由がアップル株暴落?(1/6)
・資金流出:2018年12月(1/5)
・資金流出:2018年12月第3週迄/2019年予測:米国新車販売(1/4)
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※太字はMONEY VOICE編集部による