買い支えが入るのは東証1部大型株から。新興市場は慎重に
新興市場は先週マザーズ、JQ市場ともに崩れましたが、こちらも、そろそろ買戻しが入ると見ております。
ただ先週、東証1部とともに売られており、ヘッジ機能がありませんでしたので、新規買いは慎重に行ったほうがいいでしょう。掉尾の一振も安倍総理が意識しているのはあくまで日経平均ですので東証1部大型株から買い支えが入ると考えるのが妥当です。

マザース指数 日足(SBI証券提供)

JASDAQ平均 日足(SBI証券提供)
もっとも東証1部銘柄は再びしっかりした上昇トレンドに入るには時間がある程度かかりそうです。18日につけた長い上髭つきの陰線。この日を境に日銀の追加緩和期待ははがれており、値ごろ感からドル買い円売りがそろそろ入ってもおかしくありませんが上値も重そうです。
東証1部の中でも自動車や機械など外需セクターには逆風で消去法的に建設や不動産、情報通信、サービス業、銀行や保険など内需セクターが買われやすいと見ます。
個別厳選株で来年1月も勝負していきましょう。日経平均が弱くても上がる銘柄を買い、日経平均が強くても弱い銘柄を売る。それが究極の投資法です。
今週のポジション
売り買い=35対65
火曜まで下押し可能性ありで、それまでは買い本命ながら売りヘッジも忘れないようにしたい。
狙い目銘柄
先週の狙い目銘柄の結果
東京エレクトロンは月曜始値7417円。金曜終値7281円。勝ち。週間安値は金曜の7240円。荏原は月曜始値564円。金曜終値559円。勝ち。週間安値は金曜の556円。今週は売りの狙い目2つで2勝だった。
今週の狙い目
アニコムHD<8715>(買い目線)
富士フイルムと動物の先端医療分野で業務提携。再生医療を中心とした医療技術やサービスで提携し動物の先端医療の実現を目指す。ペット保険の草分けで業界首位。新契約の獲得件数が想定上回る。長期上昇トレンドを持ち合い圏形成→ブレイク上伸のリズムで上げてきた。大手企業との提携がきっかけで新たな株価ゾーンに突入。上値余地まだ十分と判断する。
木村化工機<6378>(売り目線)
化学機械装置の保守。核燃料の輸送容器や濃縮関連機器など原発関連も展開 。業績がぱっとせず減収減益見込み。 12月頭に長期支持線を割り込み、下押し圧力が継続中。2012年から2013年4月にかけた高値390円あたりまで下押し可能性ありと見る。
『山の中の超相場観』(2015年12月26日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による
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