「中国経済のハードランディングは不可避」ソロス氏の今のポジションは?
ソロス氏は21日、スイス・ダボスでのブルームバーグのインタビューで、中国経済のハードランディングは不可避との見方を示した。
ソロス氏は「(ハードランディングは)予想ではなく、実際に見たものだ」とコメント。
ただ、中国は3兆米ドルに上る外貨準備高を保有するほか、政策余地もあるとして「最終的には解決可能」と述べた。
自身のポジションについては、米国債を買っているほか、S&P株価指数を空売りしていると明かした上で「株は買い時ではない」と述べた。

人民元/円 週足(SBI証券提供)
アジア通貨を対米ドルでの下落を見込んだ取引を行ったとも語ったという。
ソロス氏は「相場は常に間違っている」というのが持論の著名投資家。ソロス氏は1992年、ユーロの前身である欧州為替相場メカニズム(ERM)の下で過大評価されていると判断した英国の通貨ポンドを英金融当局の為替介入に対抗して大量に売り浴びせ、ERM脱退へ追い込んでいる。以来、「イングランド銀行を負かした男」と呼ばれている。
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『【DZH】中国株マーケット&ニュース』(2016年1月27日号)より一部抜粋
※チャートと太字はMONEY VOICE編集部による
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