日本時間28日早朝、FOMCは追加利上げの見送りを発表しました。声明では世界経済や金融市場の動きを注視し影響を評価するとし、海外市場の動きに配慮した内容となりました。とはいえ思ったほど慎重姿勢は強まっておらず、3月利上げにもまだ可能性を残す声明となっています。(『【勝率8割以上!?】毎日配信、よく当たるFX為替レート予想』斉藤学)
FRBがFF金利誘導目標の据え置き決定~FOMC通過後の展望
本日(1/28)のFXトレード戦略
【弱気材料】NYダウの下落
【強気材料】原油価格の上昇
- ドル円は118円台半ばで推移
- 米10年債利回りは2.003%へ上昇
- ユーロや豪ドルは上昇、ポンドは売られる
- 9時30分に豪10-12月期輸入物価指数が発表
- 18時30分に英10-12月期GDP(速報)が発表
- 19時に欧1月経済信頼感が発表
- 22時に独1月消費者物価指数が発表
- 22時30分に米新規失業保険申請件数が発表
- 24時に米12月中古住宅販売保留件数指数が発表
- 米主要企業決算発表が続く
- 日経平均先物は-70円安の17090円と反落
☆株安だが、ドル円は堅調に推移と予想
ドル円が一時119円台を回復
昨晩のNYダウは、-222ドル安と反落しました。
一方、米住宅関連指標が予想を大きく上回ったことで、ドル円は一時119.08円と119円台を回復しています。
早朝のFOMC声明では、世界経済や金融市場の動きを注視し影響を評価するとし、海外市場の動きに配慮した内容となりました。とはいえ、思ったほど慎重姿勢は強まっておらず、3月利上げにもまだ可能性を残す声明となっています。
1月28日 28:00 (米) FOMC政策金利発表
前回:0.25 予想:0.50% 結果:0.25-0.50%
これを受けややプラスで推移していた米国株はマイナスに転じてしまい、ドル円とクロス円も売りに押されてしまいました。
米10年債利回りは2.003%と2.000%を回復したものの、小幅な上昇にとどまっています。

NYダウ 15分足(SBI証券提供)

米ドル/円 15分足(SBI証券提供)

米10年債利回り 15分足(SBI証券提供)

シカゴ日経平均先物円建 15分足(SBI証券提供)
シカゴ日経平均先物円建の清算値は17055円と大証夜間終値17310円から反落しました。しかし、FOMC声明は3月利上げの可能性を残したため、ドル円の下値は限定的となりました。株安ですがドル円の売り注文は薄いので、明日の日銀会合への期待感が増せば買いが入る可能性もあります。
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