オフィス用品通販大手のアスクルの岩田彰一郎社長に対し、発行済み株式の45%を持つ筆頭株主のヤフーが6月末、退陣を要求していた。このことが今朝公開の「マネー現代」で伝わり、アスクルの株価は朝からじわじわと上昇。さらに日経が、アスクルがヤフーに資本提携解消を申し入れたと報道して株価は乱降下した。
ヤフーが社長退陣を求めるに至った経緯として、2社で協力して立ち上げたLOHACO事業の売却を求めたヤフーに対し、アスクルがそれを拒否したのが原因とされている。LOHACO事業は改善しつつあるものの、7月3日にアスクルが発表した2019年5月期本決算ではまだ赤字を脱していない。
投資家の間では、先日ユニゾHDとHISの間で見られたような敵対的TOBの可能性も期待されている。
※参考:一体なぜ…? ヤフーとアスクルに経営権をめぐる騒動が起きていた!―マネー現代(2019年7月17日公開)
※参考:アスクル、ヤフーに資本提携解消を申し入れ ―日本経済新聞(2019年7月17日公開)

アスクル<2678> 5分足(SBI証券提供)
アスクルが強いのはヤフーが買い増すかもしれないから?
— ありゃりゃ (@aryarya) July 17, 2019
「アスクル、ヤフーに資本提携解消を申し入れ」 https://t.co/84Pbduc0VG
>1月に川辺健太郎社長がアスクルの岩田彰一郎社長に、ロハコ事業の譲渡を申し入れた。
これに対し、アスクルはオフィス用品通販や自社で抱える物流センターなどのインフラとロハコ事業の切り離しは困難とし、提案を拒否した。 pic.twitter.com/jdhnQrHfJw— sak (@sak_07_) July 17, 2019
アスクルまずは権利日が確定してる定時株主総会でプロキシファイト?現経営陣は幾つかの企業やファンドに出資してもらうとの観測。この出資の意味はヤフーに売ってもらい第三者に買うじゃなく株券印刷≒ポイズンピルに見えるんだけど
— じろ(26) (@26ooo) July 17, 2019
ECで伸び悩むヤフーにとっては痛手だけど、アスクルにとっては資本独立性を取り戻し、事業選択肢も増えるわけだからプラス面の方が大きいね。https://t.co/jxqRGUGyRW
— 裏目の騎士 (@ken_cedaroot) July 17, 2019
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image by : 編集部