2. もっと「日本人であること」のメリットを活かそう!
俣野:次の名言はこちらです。
「統計によると、日本のパスポート保有率(2017年)は22.8%にとどまっているという。アメリカの同年のパスポート保有率が42%であることを踏まえると、日本の低さがわかるのではないだろうか」
出典:『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』著:ジム・ロジャーズ/刊:講談社+α新書
<名言2のポイント:「自分の持っているモノの価値を知る」>
俣野:ロジャーズ氏によると、「日本のパスポートは、ビザなしで入国できる国が189カ国もあり、パスポートの自由度では韓国と並んで世界一」だということです。
実際、当事者である日本人のほうが、かえって日本のパスポートの価値を認識していなかったりします。
大前:俣野さんは、以前から「自分が持っているリソース(資源)を最大限に活用する」ことを提唱されていますよね。
俣野:はい。パスポートや国籍などは、まさに私たち1人1人が生まれながらに持っているリソースの1つだと言えるでしょう。「これを活用しない手はない」、というのがロジャーズ氏の主張です。
実際の数字を見てみたいと思います。外務省が発表している旅券統計(平成30年1〜12月)によると、2018年の旅券発行数は約433万冊で、対前年比で5.3%増。18年末現在の有効旅券は3000万冊弱であり、国民の4人に1人が所持している計算になります。
パスポートの申請者は、2015年から3年連続の増加ということですが、この数字を多いと見るか、少ないと見るか、いかがでしょうか。
大前:日本政府観光局(JNTO)の数字を見ても、確かに2016年から日本人の海外出国者は増加傾向にあります(推計値)。ただし、パスポートの保持者が4人に1人なので、同じ人が行き来している可能性はありますよね。
私自身は、日本人はもっと海外へ行くべきだと思っています――
3. お金が減っていく恐怖に打ち勝つ方法
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『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』(2020年1月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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