トランプ大統領がコロナ陽性であるとの速報が出て、相場は急変しています。アメリカ大統領選挙も大きく様変わりしそうです。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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速報で相場急変
最近は、欧州でのコロナ感染拡大が顕著となっています。スペインのマドリードは再びの閉鎖、フランスのパリも5日に対応をどうするのかについての発表を控えています。
こうした中、アメリカのトランプ大統領が、メラニア夫人とともに、新型コロナウイルス「陽性」であることが速報で報じられました。
トランプ大統領の陽性がとなったことで、NYダウ先物は448ドル安の急落(日本時間:午後3時20分現在)となり、昨日の終値2万7,816ドルからは576ドル安い、2万7,241ドル前後となっています。

NYダウ先物 ドル建 15分足(SBI証券提供)
また、ドル円は、一時104円90銭台をつけたあと、105円09銭前後で推移しています。

米ドル/円 15分足(SBI証券提供)
日経平均の終値は、155円下落し、2万3,029円でした。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
アメリカ大統領選挙にも影響大
トランプ大統領のコロナ陽性で、アメリカ大統領選挙も大きく様変わりしそうです。
トランプ大統領は、激戦州各地で支持者を集め、大統領専用機エアフォースワンで降り立ち、そのまま専用機を背景に演説してきました。
こうした支持者を集めて行う選挙活動が、当面、できなくなります。各地で熱狂的な人気だったことから、痛手となります。
テレビ討論会も、直接向き合うスタイルは今後は不可能となり、残りの討論会は実施されないかもしれません。
9月末に1回目が終了し、これからトランプ大統領のエンジンがかかってきそうな状況だっただけに、トランプ大統領の陣営には痛手です。
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