今夜の想定レートは102.20〜104.50円
もっとも、冒頭で書いたようにコロナの感染が広がっている現状を踏まえれば、さらなる財政赤字の拡大は避けられない見通しで、中期的なドル安の織り込みが重石となるでしょう。

ドル円(日足)チャート
トレードとしては、強めの数字が出て反発したところを叩いていくのが楽そうです。すでにドル円は8ヵ月ぶりの低水準となっており、かなり売り込まれていますから、短期で突っ込んで売っていくのはなかなか悩ましいところ。
104円台に頭を出してくれば、104.00〜104.20円レベルで喜んで叩きたい。さらなる反発があれば104.50円で厚めに追加売りで、損切りは105.20〜105.30円に置いておけば良いでしょう。
予想を大きく下回る数字が出た場合は様子見で。大統領選挙の行方や、ドル安加速によってユーロドルが反発すると、ECB(欧州中央銀行)が牽制的発言を行ってくる可能性が高まりますから、安易についていくと火傷しそうです。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年11月6日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による