北朝鮮の金正恩氏に重体説が飛び出しました。続報がないだけに相場への影響も限定的ながら、ここからの動きにはかなり注意が必要になってきそうな状況です。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)
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重体説で相場は…
CNNが第一報として伝えて広まりを見せている、北朝鮮の金正恩氏の重体説。
12日、平安北道にある金一族の専用病院の診療所で心臓血管手術を受けたものの、重体に陥っているという報道です。
続報がないだけに相場への影響も限定的ながら、米株はNYダウの先物が下落に転じており、ここからの動きにはかなり注意が必要になってきそうな状況です。

NYダウ先物 円建 15分足(SBI証券提供)
軍部の暴発が警戒される
4月15日は故・金日成主席の生誕日で、通常ならば遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿に参拝することになっているようです。
しかし、今年は金正恩氏の姿は見られておらず、確かになんらかの手術なりをしている可能性は高いとの見方もあるようです。
時節柄、新型コロナなのでは?という疑いも持たれるわけですが、今のところ手術で回復できるようなウイルスではありませんから、その可能性は正直よく判らないというところではないでしょうか。
この報道を受けて、韓国のKOSPIは大幅下落しています。

KOSPI指数 15分足(SBI証券提供)
独裁指導者がいきなりいなくなった場合には必ず軍部が暴発することになるため、韓国への攻撃や日本へのミサイル発射など不測の事態が起きた場合のことを気にする必要がありそうです。
リスクオフならば株は売られ、為替もドル円の初動は円高になることが予想されますが、日本がターゲットになり何らかの被害が出た場合には円売りとなるリスクもあります。
ここからの動きと追加報道には、相当に注意したほうがよさそうな状況です。
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『今市太郎の戦略的FX投資』(2020年4月21日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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