日銀の追加緩和見送りをうけ、2016年4月28日の日経平均株価は624円の大幅安。為替相場では1ドル106円台まで急速な円高が進行した。米財務省は日本を為替政策の「監視国リスト」に指定すると発表、円売り介入をけん制する構えを見せている。
黒田ショック 記事一覧
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GW急落がどうした!今こそ外国人投資家の立場で日本株を見定めるべき時=炎
株式相場は大型連休前に急落し…というのが一般的な前振りのコメントではありますが、これは日本の投資家の感じ方。欧米の投資家から見た日本株への印象は別となります。
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老化説も?追加緩和を見送った黒田日銀総裁の事情 3つの仮説=藤井まり子
黒田日銀総裁が記者会見で憔悴しきっていたのに、4月に追加の金融緩和策を撃たなかった。その理由として、色々な説が飛び通っています。1つ目の説は、黒田総裁の老化です。
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「◯◯記者、許さん!」投資家がアナリストや記者に責任転嫁することの損失=栗原将
チャートの他に良く見るのが、いわゆる掲示版です。日銀発表後の円急騰の過程で掲示版に飛び交ったのが、「◯◯(記者)、許さん」といった書き込みでした。
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通常変動内で踏ん張る日経平均、円高の影響は?「理論株価」最新分析(5/6)=日暮昭
日経平均は4/27から5/2にかけての2営業日で1万7290円から1万6147円まで1100円余り下げました。急落の背景には円/ドルレートの111円台から106円台までの急伸があります。
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11月まで円高・株安が続くも、1ドル105円で一旦は下げ止まりか=長谷川雅一
いま市場では「さらなる円高が進む」との予想が大勢を占めています。実際、右を見ても左を見ても円高材料ばかりですが、この先、一気の円高にはなりづらいと見ています。
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GPIF(公的年金)が東京株式市場の“敵”にまわる日=近藤駿介
GPIFは「株式市場を買い支える主体」にはなり得ない。「異次元緩和」「GPIFによる株価下支え」という誤った政策を続けて来たツケを払わなければならない局面を迎えている。
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黒田さん、「プライドの高い人たち」を怒らせると面倒ですよ=栗原将
4/28日銀金融政策決定会合後の黒田総裁記者会見、冒頭の発表は退屈な内容でしたが、記者との質疑応答になってから、個人的にかなりのサプライズがありました。
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日経 一時1万6000円割れも底堅く、ドル/円の落ち着きがカギに(5/2)=清水洋介
2日の東京株式市場は売り先行、売り気配から始まるものが多くみられましたが、寄り付きの売り一巡後は下げ渋り、日経平均16,000円水準で方向感に乏しい展開となりました。
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米「為替政策監視国」に指定された日本の自業自得と麻生財務相の勘違い=近藤駿介
日銀の緩和見送りで急速な円高が進行する中、米国が日本を為替政策の監視国リストに指定。これに対し麻生財務相は為替介入は可能との姿勢を崩さず。認識のズレは何が原因?
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バフェットに学ぶ長期投資。「日銀金融政策決定会合」との向き合い方=栫井駿介
4月28日の日銀金融政策決定会合で追加の金融緩和が見送られたことにより、株安・円高が進みました。長期投資家はこのような動きにどう向かい合ったら良いのでしょうか。
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【展望】黒田ショックで下値模索「1ドル102円、日経1万4865円」が意識される展開に
祝日も動いているシカゴ日経平均先物を見ると、月曜高値からわずか5日間で約1800円安の暴落。ドル円は今後102円台まで行く可能性が高く、これも日経の下押し圧力になる。
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アメリカから恫喝された黒田日銀の狼狽 今回の急落が深刻である理由=藤井まり子
日銀の追加緩和見送りを受けて日本株式市場は急落。単なる見送りではなく、黒田日銀は「次回の追加の金融緩和策」さえも示唆しませんでした。事態はもうちょっと深刻です。
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「マイナス金利の効果を見極めていく」市場を敵に回した黒田総裁の詭弁=近藤駿介
「マイナス金利政策」は、3年間続けてきた「異次元の金融緩和」の延長線上にあるもの。その異次元緩和に効果がないのであれば、マイナス金利も効果を発揮することはない。
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日経624円安「ブルームバーグショック」日銀追加緩和見送りで失望売り進む=山本伸一
日経平均株価は4日続落。反発スタートも金融政策をきっかけに崩れ、高値から900円超の下落を余儀なくされました。
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日銀プレー?ブルームバーグ報道を信じて狩られるのは個人投資家=長谷川雅一
先週からの株価上昇の主要因は、「売られすぎの反動」と「日銀の金融政策期待」です。そこに政府の買い支えがともなっての上昇です。つまり本物の上昇ではありません。
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ブルームバーグ報道(22日)を踏まえた日銀緩和期待相場のポイント=のりた
日銀の追加緩和に関するリーク(?)22日のブルームバーグ報道後に円安・株高の動きが出てビックリ。今週(4/27~28)に行われる日銀会合を想定して投資戦略を考えます。
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日本人の生活を「貧困と不幸」に追い込む黒田日銀の異次元緩和=田中徹郎
今回は日銀による量的・質的金融緩和(QQE)の行く末を考えてみたいと思います。今後、日銀はどこに向かうのでしょうか。そして日本経済はどうなってしまうのでしょうか。
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行き着く先は日銀破綻?マイナス金利政策のコスト負担という大問題=斎藤満
日銀やECBのマイナス金利策は、債務者には恩恵をもたらしている一方で、個人や年金基金など、貯蓄、資産運用を行う側の人々には、大きな打撃を与えています。
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日銀・岩田副総裁の誤り なぜ円安でも輸出は増えなかったのか?=三橋貴明
「異次元の金融緩和」の目的の一つに「円安誘導」があったことは疑いない。「円安⇒輸出増」は常識と表現しても構わないほどに当たり前の経路に見えるが、現実は違った。
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決壊した1ドル110円の防波堤 「安倍政権後」の円安シナリオ消滅も=斎藤満
政府日銀が円高の防衛ラインとみていた1ドル110円の壁が、あっけなく崩れ去りました。この円高の2つの要因はここへきて強まりこそすれ、決して軽減されていません。