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【展望】弱気に傾いた外国人投資家、東京株式市場も調整は免れず

見どころは日銀の底力?東京株式市場も調整は免れず

金曜のシカゴ先物日経平均は大証比10円高の16870円。ドル円は102.67円と東京市場終値比、50銭程度、ドル高円安に変わりましたので、このへんだけを見ると今週月曜の東京株式市場は割と底堅く推移できるのかと期待も入ります。

ですが、NY主要3指数が前日比2%超の大幅下落ですから、リスク回避の売りに押されると、まず想像しておいたほうがいいでしょう。金曜日になりNY市場でこれだけ急落した背景には、FOMCを前にして外国人投資家が急激に弱気に傾いたことが予想されます。

買い方として期待したいのは日銀によるETF(上場投信)買いの下支えで、月曜日はそのへんがどれだけ機能するか。それ次第でしょう。

NY主要3指数がレンジブレイク下落した影響は世界の株式市場に連鎖するはずで、それにもかかわらず日銀ETF買いや公的資金が日本株を買い支えられるか。信託銀行の買い越しは7月第3週以来、7週連続で続いておりますが、世界的なリスク回避の動きを前に出動しようとするかどうか。

先進国から新興工業国まで世界の株式市場の動向を見るとリスク選好相場からポジション調整、つまり手仕舞い売りに押される可能性が高そうです。

冷静な対応が報われるタイミング

ただ日銀ETF買い以外も、シカゴ先物市場でドル高円安の流れから、NY市場ほど日経平均が下げないのかもしれません。

9月中間権利取りの期間ですから長期視点で有望な銘柄を仕込んでいるなら、それを信じてしっかり保有していくのが基本的な今月の戦略に変わりありません。

高値位置からの買いではありませんので冷静に対応していきましょう。

Next: 日経平均、マザーズ、ジャスダック 各市場の地合い判定

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