一応、「最初は真面目にやるつもりだった」パターン
もうひとつの投資詐欺とは、「ダメ案件」ということです。この場合だと、最初はきちんと投資を運用する気でいたけれど、途中でやる気をなくしてしまったり、商品の設計ミスで行き詰まったり、トラブルや身内に裏切り者がいたことなどが原因で破綻するなど、原因は多岐に渡ります。
いずれにしても自分たちの失敗をおおい隠すためにウソにウソを重ねた挙句、最終的に破綻に至るパターンです。
こちらの典型が、今年になって発覚したワイン投資詐欺です。
https://www.mag2.com/p/money/15180/3
これは、一概に故意とはいえない場合もありますが、やはり巻き込まれたくはないものです。こうしたダメ案件を見分けるひとつの方法としては、「運営者が過去にどういうビジネスをしていたのか?」を調べることが挙げられます。
もし、運用者がマルチにビジネスをしているのであれば、「他のビジネスが成功しているのか?」を確認してみるのも参考になります。本業がうまくいっていないのに、投資だけがうまくいくというのもおかしな話ですから。また、運用者全員が片手間にやっているような案件は、失敗しやすい傾向があります。投資対象に詳しい専門家がチームにいないような案件も危険です。
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【2016年12月15日号 Vol.29『ブラックファイナンス』目次】
〔1〕イントロ:
「あなたは、どのリスクを取りますか?」
〔2〕本文:
ブラックファイナンスって何?
~投資をする上で避けて通れない騙しの手口~
1、ブラックファイナンスとは何か?
◎「ブラックファイナンス」に込めた意味
◎人は「避け方を知らない限り、いずれどこかで事故に遭う」
2、ダマす人/ダマされる人の特徴とは?
◎ダマす人の特徴
◎ダマされる人の特徴
3、投資詐欺は基本的に2種類しかない
◎「最初からダマすつもり」のパターン
◎一応、「最初は真面目にやるつもりだった」パターン
4、詐欺を避けるには、どうすればいいのか?
◎「信用リスク」は多方面にわたる
◎事業リスクとは「投資対象の成功確率」
5、契約する際に注意すべき点とは?
◎契約書や契約形態の確認
◎事業実体の確認
◎過去の運用実績等の確認
6、ブラックファイナンス実例編
◎海外では「銀行=手堅い」とは限らない
◎「手厚い保障」が詐欺をカモフラージュ
7、「投資」とは人生に通ずるもの
★本日のワンポイントアドバイス☆★
誰でも簡単にその場でできる詐欺を見分ける方法3項目
〔3〕次回予告(予定):
持つべきものはやっぱり資格?!
~絶対に損しない資格取得の方法とは~
〔4〕書籍のご紹介:
もし、部下と顧客がやりあっている現場を見つけたら?!
〔5〕今週のQ&Aコーナー:
ダマされた投資金ってどうやって回収すればいいの?
〔6〕今週の気になるトピックス:
1、「ネット時代の先導者」のはずが…
2、これで日本はギャンブル中毒が続出する?!
〔7〕編集後記:
【年始スペシャル企画】年明けにMBさんと対談します!
※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』2016年12月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』(2016年12月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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老後2000万円問題、働き方改革、残業規制、等々。政府も会社も「自助努力で生きよ」と突き放す中、コロナ・ショックによるリストラが追い討ちをかけています。自己責任の名のもとに始まった大副業時代を生き抜く術とは?『プロフェッショナルサラリーマン(プレジデント社)』『一流の人はなぜそこまで○○なのか?シリーズ(クロスメディア・パブリッシング)』『トップ1%のお金シリーズ(日本経済新聞出版社)』等、数々のベストセラーを世に送り出してきた著者が、満を持して『サラリーマンを「副業」にしよう(プレジデント社)』を発売。マネーとビジネスの両面から、サラリーマンを副業にするための情報をお届けします。