3月半ばにかけ複数の懸念が存在、ただし大きな問題とはなりにくそう
(1)足元の株高の勢いが強すぎるため、かえって利食い売りや高値警戒感(米国株はPERでみて、依然として高すぎます)による、短期的な反落が見込まれます。
(2)3月半ばは、下記のようなイベントが集中しています。このため、事前には様子見気分が市場に広がる、あるいは結果によっては短期的な株価や外貨相場の波乱が生じる、といったことがありそうです。
- ・米予算教書の発表(3/13月 辺りと見込まれる)
- ・FOMC(3/14火~15水)
- ・米債務上限引き上げ期限(3/15水)
- ・オランダ議会選挙(3/15水)
したがって、たとえば日経平均株価については、前述のように今年初の高値を小幅上抜けたとしても、その後の株価の頭は、一旦は重くなりそうです。
3月後半以降の相場は強い動きに
ただし、詳しくは次号の当メールマガジン定例号(3/5日 付)で解説しますが、上記の諸イベントは、中長期的には大きな問題とはなりにくいと考えます。また、世界経済の持ち直しや、日米等主要国の企業収益の回復といった、大きな明るい流れも期待されます。
このため、上記のイベントを越えた3月後半以降は、内外の株式市況や、外貨の対円相場は、再度上値を探る動きを強めるでしょう。
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※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』2017年3月2日号外の抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。通常号は毎週日曜日配信です。
『馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』(2017年3月2日号外)より
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