ユーザー数、ARPU
ユーザー数や1ユーザーあたりの売上などのKPIを見てみましょう。
ライブ配信アプリ: 3,330万人
出会い系アプリ: 1,460万人
・月間アクティブユーザー
ライブ配信アプリ: 100万人
出会い系アプリ: 70万人
・ライブ配信者にギフトを贈るなど課金しているユーザー: 約32,000人/月
・1課金ユーザーあたりからの売上: $355/四半期
・課金ユーザーの割合: 全ユーザー3.1%
・契約しているライブ配信者数: 7,719人
ひとことで言うと、毎月32,000人の課金ユーザーが、1ヶ月あたり約$120(約12,000円)ずつ課金しているというビジネスです。
セグメント別の売上
セグメント別の売上も見ておきましょう。
ご覧いただければ分かる通りですが、2017年の1月から3月では、推測連結ベースで約10%は出会い系サービスからの売上でしたが、2018年の1月から3月においてはその割合が7.6%に減っています。
つまり、ライブ配信ビジネスからの売上のシェアがどんどん増えていっていると考えていいでしょう。
会社のストラクチャー
冒頭で、この会社は台湾の会社だということを書きましたが、実際に登記上のストラクチャー(企業の構造・組織体系)はこのようになっています。
上場する親会社はケイマン諸島にあり、その下に元々出会い系サービスを運営していたシンガポール法人が左側に記載されています。右側のライブ配信ビジネスを運営していると思われる会社はまた別途存在します。実際のオペレーションは台湾が中心になっていると考えられますが、17 Liveを運営する日本法人は右側のセグメントに属していることがご覧いただけると思います。
このように左と右で分かれているのは、Machipopoの株式を買増して、徐々に連結して今ったためだと考えられます。もしかすると今後、国ごとに法人をマージしていくようなことが起こるかもしれません。