先行指標は弱めだが、賃金の伸びはしっかり
それでは、いつものように先行指標の結果を確認して行きましょう。全体的にやや弱めの数字となっていますが、前月比+0.3%・前年比+2.7%という賃金の伸びの堅調さが予想されています。

雇用統計の先行指標(※数字は速報値、青は改善・赤は悪化)
特段どうこうという数字はないですが、貿易摩擦に伴う不透明感が雇用に影響するのではないかといった指摘も一部でありましたから、ISMの雇用指数のやや低調な推移は気がかりでしょうか。
とはいえ、それでも50.0といった節目は大きく上回ってますから、しっかりとした雇用が維持されているというのは間違いないように思います。
基本はロング!レンジブレイクがあるかに注目
ドル円相場はずーっとレンジ相場が続いているので、トレード的には悩ましいですね。上下どちらかに放たれるのであれば、それについて行きたいところではありますが…。

ドル円の日足チャート
ここ2ヶ月半、200日移動平均線(110.152円)を中心にして、ほぼ1ドル=109~111円というレンジが続いていましたから、動き出すパワーはそこそこ溜まっていると思われます。
なので、引き続き通常のトレードとしては、レンジ上限付近ではショート(売り)、加減付近ではロング(買い)というのが引き続き基本路線となります。
しかし、今日は通商問題と雇用統計の合わせ技でブレイクという可能性はありますから、それを踏まえたトレードをして行きたいですね。