現地時間14日未明、サウジアラビアの石油施設が攻撃を受けて炎上。生産が停止して原油価格が急騰しています。その攻撃の容易さは、世界に驚きを与えています。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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サウジアラビアの石油輸出を止めるのは簡単?緊迫化する中東情勢
複数ドローンの同時攻撃か
サウジアラビアの石油施設の炎上の映像をみますと、複数の場所から、火が上がっています。
これは、複数のドローンによる攻撃を示しています。
つまり、1つだけ命中したとか、そういうレベルではなく、狙いを定めた複数同時攻撃ということです。
もう強大な軍隊は要らない
これは、世界に衝撃を与えています。
犯行声明を出したイエメンのフーシ派は、一定の武力を保持しているとはいえ、それほど強大な軍隊を持つわけではありません。
フーシ派がサウジの半分の石油生産を止めることができるというのは、予想されていなかった大きな脅威です。
サウジの石油輸出に大きな影響
今回の事件は、サウジの石油輸出の信頼性に大きな影響を与えます。

原油<WTI原油先物> 日足(SBI証券提供)
つまり、順調に輸出できるかどうか、今後はわからないということになります。
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