マザーズの代表的な5銘柄
マザーズ指数はどんな銘柄で構成されているのかというと、以下のようなものです。
1社ずつ簡単に解説します。
メルカリ<4385>

メルカリ<4385> 日足(SBI証券)
メルカリは皆さんご存知の通り、フリーマーケットアプリをやっていて、株価が上場してからさえないところもありましたが、この新型コロナで不用品の処分にインターネットで物を売買するということが根付いてくるのではないかということが考えられて、そこから大きく上昇して3月から2倍以上の株価になっています。
ラクス<3923>

ラクス<3923> 日足(SBI証券)
ラクスというのは経費精算など企業がデジタル化するにあたって必要なシステムを作っている企業です。実は私もよく利用していまして、当社のメール配信アプリはこのラクスが作っている「配配メール」というものを利用しています。
これが非常に使いやすくて、また営業の人に「ここをこうしたいんですけど」という要望を伝えたらすぐにそれを反映していくものすごい開発力を持っていて、とてもいい企業だと実感しています。
私がこのサービスを使い始めたのが2018年頃なんですけれども、その頃に買っていれば今ごろ大きな利益を手にしていたんじゃないかと思うと非常に悔やまれるところではあります。
フリー<4478>

フリー<4478> 日足(SBI証券)
それからフリーです。これは会計ソフトの会社です。中小企業ではこれまで会計が手書きや excel、あるいはダウンロード型の会計ソフトでやっていたりしたかもしれないのですが、このフリーだったら全てオンライン上でやることができるので、在宅勤務にも適しているということになり、その辺りの期待が上昇してこれも株価2倍以上に上昇している状況です。
弁護士ドットコム<6027>

弁護士ドットコム<6027> 日足(SBI証券)
弁護士ドットコムは電子印鑑システムクラウドサインがとても期待されて伸びているというところになります。
今、菅政権ではハンコ廃止が声高に叫ばれています。ハンコがなくなると一方で誰か署名したのかということを証明しないといけませんからそこでこの弁護士ドットコムが持っているクラウドサインが有力なのではないかということがあります。
この弁護士ドットコムを立ち上げた元榮太一郎参議院議員も自民党に所属していますから、弁護士ドットコムに非常に追い風になるのではないかと、株価はこの半年で3倍にまで上昇しているというところです。
BASE<4477>

BASE<4477> 日足(SBI証券)
BASEはインターネットショッピングのシステムを提供している会社ですが、上場して間もないものの、このコロナ禍で中小企業などにもネットショッピングが流行るのではないかということが見られまして株価も一直線に上昇していて、この半年でテンバガーをすでに達成しているというような状況です。
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