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【展望】米大統領就任式を通過し株式市場は戻り歩調も為替がネックに(1/21)=山の中

NY市場大暴落の可能性は今のところ低い

米国株式市場はVIX指数の通り、過熱圏でありながら、為替市場が円高ドル安でこの1か月進んできた中で、シカゴ先物日経平均が米国市場に連鎖安せず、独自の動きを続けているのも過度な悲観に傾かせない理由です。

米国株式市場は確かに過熱感は小さくないですがドル安と相殺していますし、日本株の割安さはリスクヘッジ的に彼らにまだ買い余地を残しているものと思われます。

というわけで世界的に何かショック安的なものが起こらない限り、底堅い動きはまだまだ続くでしょう。

今週からトランプ政権が始まり、最初はぎくしゃくする場面もあるかもしれません。懸念されるのはマスコミの政権攻撃ですが、彼が昨年11月9日に当選以降、株式市場は異常な強さを見せましたし、金融市場(ウォール街)は1%支配者層の牙城です。

自ら自分の首を絞めることはしないでしょう(就任早々のトランプを大暴落を作りお払い箱にする事態も考えられなくもないですが早すぎますし、懐はもっと深いと思え、可能性はかなり低そうです)。

ただ繰り返しになりますが、トランプ政権が始動して為替問題に言及してくる可能性は高くなりますので、警戒感からこれまでのようにドル高円安が進む可能性は低いと見たほうがいいでしょう。日経平均もサクサクと上昇するにはまだ時間がかかりそうです。当面、売り買い交錯しながら、じわじわ戻りを試すと思います。

今週の狙い目市場・セクター

今週は東証1部中心に売り込まれた銘柄にリバウンドが入りやすいでしょう。トランプ米国大統領の就任式前後のトラブルに気をつけてポジション調整する動きが見られましたが、無事通過したことで新規ポジションを構築する動きが東証1部中心に予想されます。売り込まれマイナスかい離度の高い有望銘柄には買戻しが入りやすいでしょう。

トランプ大統領の就任演説からインフラ関係重機関係には見直し買いが入ることが予想されます。既に日立建機コマツが金曜、買われ、直近高値を抜けようとしています。インフラ関係で米国市場に参入できそうな企業には買いが入るでしょう。

また金曜、ヤマシンフィルタ<6240>がトランプ後の米国市場参入に関してニュースの一部で紹介されていたので、現在絶好調の動きですが、さらにどこまで株価を伸ばせるか注目されます。
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※本記事は、『山の中の超相場観』2017年1月21日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。今週の注目個別銘柄やトランプ大統領就任式のポイントについても詳しく解説しています。

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山の中の超相場観』(2017年1月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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