日米株価が歴史的高値圏にある中、いよいよ暴落が来ると不安を煽るメディアは多い。そんな不穏な時代でも、3つのことを守るだけで資本主義の勝ち組になれる。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』鈴木傾城)
※本記事は有料メルマガ『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』2018年9月23日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。
予測や経験は邪魔なだけ。蔓延するデマに騙されず財を築くには?
すこぶる好調な米国経済
2018年10月3日、NY株式市場でダウ工業株30種平均が過去最高値を更新した。これを見ても分かる通り、アメリカの株式市場はすこぶる好調だ。

NYダウ 月足(SBI証券提供)
しかし、アメリカの内情はドナルド・トランプ大統領の度重なるスキャンダル、中国との貿易戦争、利上げによる新興国の通貨暴落などの問題が鬱積しており、足元は揺らいでいる。
何が動乱の引き金になるのかは分からないのだが、相場はいずれ荒れる日がやってくる。
砂漠でさえも時には大雨が降って溺死者が出るのだから、相場が荒れる日がくるとしても驚きではない。相場が荒れると聞いて、驚く人がいること自体が驚きだ。
メディアが「いよいよ暴落が来る」と喧伝する3つの根拠
ところで、最近は多くのヘッジファンドが相場を警戒するようになっており、メディアも「いよいよ暴落がくるかもしれない」という論調を増やすようになっている。
その理由は、3つある。
1つは「今は拍子抜けするほどアメリカの株式市場が好調だから、そろそろ何かありそうだ」という予感的なものだ。
2つは「ちょうどリーマン・ショックから10年が経った節目の年」であることも心理的に影響している。
そして3つは「トランプ大統領の政治運営のやり方があまりにも強引であることで、反動が来るのではないか」という大きな懸念があることだ。