現金社会と言われる日本。最近ではクレジットカードだけでなく、電子マネーやデビッドカードの普及によりキャッシュレス文化が浸透しつつあるようです。しかし、実際は店舗で現金支払いしている人がかなり多いのだとか。
マーケティングリサーチ会社の株式会社マーシュが「銀行口座とカードに関するアンケート調査」を行い、その結果が発表されました。
調査概要は、一都三県に住んでいる20代~50代の男女、有職者でメガバンクの口座保有者。調査結果によると、全体の95.8%もの方が店頭で現金払いしているということが分かりました。それに次いでクレジットカード、電子マネー・プリペイドカードの順で利用者が多いようです。
Q1. あなたが店舗購入での支払いに使用する手段をすべて教えてください。(MA) n=800

店舗での買い物に使用する支払い手段
- 現金……95.8%
- クレジットカード(カード本体)……83.4%
- 電子マネー・プレイペイドカード(カード本体)……53.4%
- 携帯電話やスマホの機能……15.0%
- デビットカード(カード本体)……15.0%
- その他……0.5%
Q2. あなたはクレジットカードやデビットカードの利用履歴をどのように確認していますか。(MA) n=703

カードの利用履歴の確認方法
- WEB明細書……66.1%
- 購入時のお客様控え……36.7%
- スマートフォンのアプリ……23.0%
- 引き落とし口座の通帳……18.2%
- 郵送で届く利用明細書……16.8%
- 引き落とし口座のWEB照会……11.0%
- その他……0.1%
- 確認していない……7.3%
Q3. キャッシュレス(現金を持たないこと)に関する以下の項目についてあなたにあてはまるものをお知らせください。(SA) n=800

キャッシュレスに関する意識・意見
キャッシュレス化について賛否を聞いたところ、「賛成」が48.4%、それに対して「反対」が13.0%という結果になりました。このアンケートによると、「できるだけ現金は持ち歩きたくない」と思っている人ほど、キャッシュレス化に賛成の人が多いようです。しかし、「電子決済は怖い」と思っている人ほど、キャッシュレス化に反対の人が多い傾向にありました。
2020年には東京オリンピックが開催され、多くのキャッシュレス社会に慣れている外国人観光客が日本を訪れると予想されています。それまでに商機を失わないためにもクレジットカードやデビットカードの浸透が今よりもより一層必要不可欠になるかもしれませんね。
source:PR TIMES