アメリカ市場の今後の行方は
さて、米中貿易戦争の行方も気になりますが、問題はやはりバリュエーション調整です。これが終わらないと、次のステージに向かうことはできないでしょう。
その際には、目先の材料ではなく、より大局的な動きを見ていくことが肝要です。その答えはすでに申し上げたつもりです。
FRBが何かしらの手立てをしても、それは目先の話です。方向性は決まっています。そう考えています。
ダウ平均で1万5,000ドル程度まで調整すれば、安心して買うことができると考えています。少なくとも、1万8,000ドル以下になるまで、いまの市場をじっくりと見ていきたいと思います。
今後はボラティリティがきわめて高い状態が続きます。その中で戻り売り戦略を継続します。ボラティリティが高くなりますので、19年はトレーディングを上手くやることが肝要です。
19年は「トレーダーの年」になります。「BUY AND HOLD」などの長期投資は報われないと考えています。「QUICK IN AND QUICK OUT」でトレードすることが肝要です。
間違ったら、すぐに手仕舞いし、次に備えることです。そして、大半を現金にし、余裕資金だけでトレードすることです。
このルールを守ることが、19年の市場ではきわめて重要です。長期投資を再開するのはまだまだ先でしょう。20年までのチャンスを待ちたいと思います。
「株価は割安」と判断できる水準になるには、ダウ平均は1万5,000ドル、S&P500は1,500ポイント、ナスダック指数は4,000ポイントです。相当下の水準です。
【ダウ平均株価:2019年の想定レンジ】
弱気シナリオ2万483~2万3,675ドル、年末2万2,296ドル
【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
弱気シナリオ2万1,951~2万3,675ドル
【S&P500:2018年の想定レンジ】
弱気シナリオ2,183~2,561ポイント、年末2,336ポイント
【ダウ平均株価:1月の想定レンジ】
弱気シナリオ2,373~2,561ポイント
【ナスダック指数:2018年の想定レンジ】
弱気シナリオ4,794~6,871ポイント、年末5,224ポイント
【ナスダック指数:6月の想定レンジ】
弱気シナリオ6,064~6,871ポイント
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株式市場:日本株は米国株に比べて戻りが鈍い
為替市場:ドル円は円高基調が継続
コモディティ市場:金は上昇継続、原油は戻りを試す局面
今週の「ポジショントーク」~戻り売り基調継続
今ヘッジファンド投資戦略~「ヘッジファンドは生き残れるのか」
ベースボール・パーク~「週末は大阪セミナー」
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本記事は『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』2019年1月21日号の一部抜粋です。全文にご興味をお持ちの方は、バックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した日本市場や金、原油各市場の詳細な分析もすぐ読めます。
2019年1月22日号の目次
★新年のご挨拶
◎まぐまぐ大賞2018の受賞御礼
◎メルマガ「江守 哲の「ニュースの哲人」~日本で報道されない本当の国際情勢と次のシナリオ」のお知らせ
☆トレード用インジケーターのご紹介
*「EMORI CLUB」の会員募集のお知らせ
*「EMORI CLUB」新年会のお知らせ
◆マーケット・ヴューポイント~「バレンタイン・クラッシュ」に備える
*株式市場~米国株は戻りいっぱいに、日本株は米国株に比べて戻りが鈍い
*為替市場~ドル円は円高基調が継続
*コモディティ市場~金は上昇継続、原油は戻りを試す局面
◎今週の「ポジショントーク」~戻り売り基調継続
○ヘッジファンド投資戦略~「ヘッジファンドは生き残れるのか」-投資戦略構築のポイント
◇ベースボール・パーク~「週末は大阪セミナー」
■セミナー・メディア出演のお知らせ
『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』(2019年1月21日号)より一部抜粋
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