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日経下値メドは17000円。円高に注意しつつ週足での下げ止まりに期待

円高進行なら指数は軟調に。狙い目は新興市場や東証1部小型株

ドル円と日経平均がリンクしているのは、あらためて言うまでもありません。というわけであくまでも仮説ですが、このままドル円が昨年8月安値の1ドル116円40銭台、1月安値の115円80銭台と円高が進行すれば日経平均への下押し圧力になります。

もっとも年明け5日続落でテクニカル的に売られすぎ状態になってきています。25日騰落レシオは1月8日に62.9P。2013年6月以降、最も低い数値まで下げています。いっぽう日経225PERを見ると1月8日で14.55P。こちらはまだ下落余地がありそうです。昨年9月29日に13.37Pまで下げています。

そういう見方をしていくと今週中にはいったんリバウンドが入るのではと見ます。8日のシカゴ先物日経平均が大証比で410円安の17280円と大幅下落しているので月曜は大幅続落で寄り付きます。そこから底値探りです。

下値メドとしては昨年9月安値16901円に近い17000円前後を想定しています。そのへんまで下げると買い戻しを入れるイメージです。空売りポジション(特に日経平均に連動する日経レバETF)を持つ方は反騰に注意です。

リバウンドを狙う買い方はエントリー準備です。売り方も買い方もピンポイントで当てようとしないことが大事です。当らずとも遠からずの感覚で臨んでください。

今年前半は下押し圧力の高い地合いになるのかもしれないと思っています。理由は先述した円高の可能性です。

徐々に116円台、115円台と円高ドル安が進行すれば輸出企業にとりマイナスですし内需企業は昨年話題になった外国人観光客による爆買いブームが去ることを想定しておかなくてはなりません。

そういう意味では東証1部輸出企業を中心に弱いチャートの銘柄を売り、新興市場や東証1部小型株から強いチャートの内需セクター銘柄を買う二刀流の作戦を今年は推奨します。

どんな相場であれ、もうける機会はいくらでもあります。自分中心でなく地合い中心の投資をしていけば、きっと年末には利益が積みあがっているはずです。

Next: 今週のポジション戦略と注目の個別銘柄は?

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