今夜の想定レートは105.80~107.80円!下方向の値動きには警戒
先月に続いて、今夜も強い数字よりは弱い数字に警戒した方が良さそうです。先ほども書いたように、市場は強めの数字を織り込んでの値動きですから、弱い数字が出ると嫌気しそうです。
値動き想定としては、非農業部門雇用者数が+20万人近い数字、+18~20万人以上となれば、107円台後半を試すことになるでしょう。ただ、108.00円の節目をこなすなら、平均時給も事前予想値を上回るといったオプションが必要かと思います。
逆に非農業部門雇用者数が予想を下回る、+15万人未満の数字となれば、再び106円台の値動きに押し留められそうです。+10万人を割り込む2桁未満の伸びとなれば、105円台への差し込みも期待できるでしょう。

図2:ドル円(日足)チャート
これらのことを踏まえた上でトレード戦略について考えると、やはり発表前に107円台にあるなら、軽くショートしておいても良いのかなと。
ADPは強めの数字となりましたが、ISMは製造業・非製造業を問わずに過去2~3年ぶりの低水準となっていますから、市場が考えているほど強気にはなれませんからね。
もし、予想を上回った場合は即損切りして様子見でしょう。リスクオンの流れが続く可能性はありますが、週末なので無理をせず。
予想を下回った場合は利食い場を探すことになりますが、+10万人割れのように大きく下回らなければ下値模索の値動きも出にくいでしょうから、この場合も発表直後の初動で決済することを意識しましょう。
image by : Boiko Olha / Shutterstock.com
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年9月6日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
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