出来高・売買代金が停滞したまま
日経平均株価は2万2,000円台での地固め、下げ渋り時に仕掛けが入れば一段高もありそうな気配。
ドル円も、Fedの姿勢が玉虫色、というかバラバラな分だけ、リスク選好度の高まりに合わせた堅調地合いです。
景気減速懸念、地政学リスク、はたまた日本では消費税増税間近と、株等のセールストークを妨げるネタがゴロゴロしています。
そのせいでしょうか、出来高・売買代金が停滞したままです。
それでも官製相場は資産価格を押し上げます。WSJには「インデックス投資(パッシブ:余計なことしないで指数の動きに沿ったポートフォリオを作ること)がキング」とありました。「何でも良いから黙って買って寝ていろ」と言われているようで、ちょっとムカつきます。
仕方ないので、もっとムカつく展開「薄商い・多くの人が付いて行けないけど、気付けば値上がり」を念頭に置いて、本日も相場と向き合いたいと思います。
<今回のまとめ>
・米25bp利下げ、FOMC直後は株安も引けにかけて戻す
・カネ余り、官製相場の為せる業
・毎度の「インフレ率が上がるまで続く」をFedも後押ししています
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- Fedも世界的な官製相場に一役買う(9/19)
- 「韓国ウォン=ずっと暴落」に惑わされるよりも(9/18)
- 過熱感を癒すサウジへの攻撃(9/17)
- 曖昧な上げ相場、インフレ率が上がるまで続く(9/13)
- 今日の主役はドイツ市場、と思ったらトランプ…(9/12)
- 短プラという函谷関(9/11)
- 「街角景気」は早くもノーサイド(9/10)
- 『青いゴムぞうり』と迎えた朝(9/9)
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- 製造業減速は当たり前、なので株価も下げ切らず(9/4)
- 米国債も九合目、ネガティブ・コンベクシティ(9/3)
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『高梨彰『しん・古今東西』』(2019年9月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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