想定レートは1ドル=107.00〜108.30円
先週末から今週のドル円は概ね107〜109円のレンジを形成しており、よほどのことがなければこのレンジを維持する可能性が高いでしょう。

ドル円(日足)チャート
米国にとってネガティブな経済指標が出るにつれ、株価の上値も重くなっていますし、上抜けるのは簡単ではなさそうです。
目先の上値は200日移動平均のある108.30円レベルで、108円台半の水準はかなり重いですから、108円台に頭を出してきたら軽く売ってみて良さそうです。
特に雇用統計が予想を上回るような良好な数字で上がってきた場合はチャンスでしょう。
繰り返しになりますが、あくまでも過去の数字であり、それほど大きな意味を持つ数字ではありません。
昨夜発表された史上最多の新規失業保険申請件数である664.8万件がすべてですから、週末ということも踏まえれば、結局は全戻し、あるいは手仕舞いの売りで株価が下がり、ドル円も押し下げられやすいと考えています。
損切りは89日移動平均線のある109.00円ブレイク、利食いは状況次第ですが、107円台半
ばから下を目標にしたいところです。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年4月3日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による