弱者パフォーマンスをして、金に結びつける
弱者になりすました寄生虫たちの戦略はそれほど難しいことではない。
(1)自分たちは弱者だ
(2)自分たちが弱者なのは社会が悪いからだ
(3)社会は謝罪しろ、賠償しろ、特権を与えよ
寄生虫タイプの「弱者なりすまし」の人間たちの基本戦略は、すべてこのシナリオに沿って行われる。
まずは弱者であることが認められないと始まらないので、「自分たちは弱者である」と、大げさに泣いて、大げさに喚いて、とても弱者とは思えないほどのバイタリティで叫び続けてまわりに認めさせようとする。
つまり、「弱者パフォーマンス」を繰り広げる。
そして、自分たちを弱者と認めないのは「差別があるから」と曲解し、それに反論したら「ヘイトスピーチだ」と断定して集団で恫喝する。
そうやって「社会が悪い」とあっちこっちに言ってまわり、自分に謝罪しろ、賠償しろ、特権を与えよと本来の目的につなげていく。
重要なのは、「謝罪しろ、賠償しろ、特権を与えよ」の部分である。これらは、すべて「金を出せ」に帰結する。決して「自立できるように何とかしろ」ではない。
社会福祉の目的は、弱者を社会福祉にすがらせることではない。最終的には自立をさせることだ。本当の弱者も最終的には自立して生きていけるようになることを求めている。
しかし、「弱者なりすまし」は自立したくないから社会福祉に寄生している。ずっと寄生し続けることが目的なので、自立など鼻から求めない。そんなものは、寄生虫にはどうでもいいのである。
根本的な問題解決は求めていない
「なりすましの弱者」の特徴は、大声と恫喝だ。
自分たちは絶対に弱者の立場でないとまずいので、「本当にお前は弱者なのか」と追及する人間を激しい大声と罵倒で圧倒しようとする。
弱者でないことを否定されたら、寄生ができないので、そこだけは絶対に否定されたくない。だから、大声で相手を恫喝して口を封じる。
自分を疑う人間を徹底的に糾弾し、人の話はまったく聞かず、「それを認めないのは差別主義者だからだ、レイシストだからだ」と叫び狂う。とにかく、自分たちを疑うことだけは絶対に許さない。
逆に言えば、大声と罵倒で圧倒するような人間が「自分は弱者だ」と訴えていれば、「なりすましの弱者」である可能性が高いということでもある。
こうした寄生虫たちのもうひとつの特徴は、根本的な問題解決はまったく求めていないことだ。
永遠に甘い汁を吸うことを求めるので、問題が解決される話には絶対にならない。むしろ、解決されない方がいいとさえ考えている。
だから、いかに自分たちが弱者であるかを、ありとあらゆる詭弁を労して主張する。「差別されている」という部分だけを100回も200回も繰り返し、謝罪と賠償を求め続けるのだ。