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【展望】足元下落の原因は本当に「トランプ」だけなのか?気になる諸リスク

不安は「米大統領選挙」だけではない

米国大統領選がリスク回避の原因と解説するところが多いですが、もう少し視野を広げると、年末の米国利上げ。これが影響している可能性大でしょう。

11月のFOMCで利上げ見送りは想定済みでドル円も102円台半ばまで下落したものの、その後買い戻され下値も限定的な動きになっています。いずれ焦点は12月FOMCに移ります。利上げ可能性を考えると、ドルをこれ以上売り込むのはリスクがあります。

円高進行が限定的なら、株価の下押しも限定的と考えたいところですが、為替面とは別に、米国利上げによる市場センチメントの軟化が気になります。強気より弱気筋が今後、相場を作る流れにならないか。

週足の東証1部騰落レシオやNYダウのチャートを見ながら決して強気になれない、というか、これだけ突っ込んでもまだまだ強気になれないのは、来月利上げを前にしたリスク回避への動きが気になるからです。

ドル高円安を背景に、シカゴ先物市場で買われ東京株式市場でも4週連続で外資が買い越していますので、日経平均はスピード調整で済む可能性ももちろんあるのですが、地合いそのものの軟化には注意していきましょう。

逆行高できる銘柄を選び、地合い全体の軟化に備えて日経レバETF<1570>を空売りするくらいのつもりで、今週は慎重に臨むことをお勧めします。

地合判定

日経平均

調整過程。

マザーズ

底がまだ見えない。

ジャスダック

上昇トレンド押し目。

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※本記事は、『山の中の超相場観』2016年11月5日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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山の中の超相場観』(2016年11月5日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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リーマンショックや東日本大震災の前にショート(売り方)ポジションを取り大暴落を大幅利益に変え、アベノミクス上昇相場が始まる前にバブル崩壊後の日経平均の長期下降トレンドは底打ちしたと判断し買い方に転換。山中株式投資塾がおくる1週間ごとの相場観です。

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