「九星気学」で予測する2017年の政治と経済
九星気学(きゅうせいきがく)は確率統計ではない。古来の循環論である。
景気循環は、その発見者の名を冠して次のような長波・中波・短波がある。
- 「コンドラチェフの長波」
- 20年単位の中期循環「ハンセンの建築循環」
- 10年単位の中期循環「ジュグラーの設備投資循環」
- 3年単位の短期循環「キチンの在庫循環」
九星気学では、天地創造の古来の諸現象の循環から予測する。
予測1:大統領が暗殺される、または、暗殺され損なう年
今年は一白水星(いっぱくすいせい)の年である。この年はリンカーン大統領の暗殺、第25代マッキンリー大統領の暗殺、ケネディ大統領の暗殺(1963年、一白水星)、レーガン大統領が銃で狙撃されて被弾し、肺に命中して病院に運ばれ手術で一命をとりとめている。レーガンは、在職中に銃撃されて被弾しながらも死を免れた、史上初の大統領だった(1981年、一白水星の年)。
さて、今年も一白水星の年である。トランプがそうなるかならないか「天意、測るべからず」である。

トランプ大統領の行事に向けて「軟調」、通過で「反発」の動きが続く
予測2:一白水星の意味
白は白紙(無に帰する)、死に装束、白衣の白である。つまり無、終わり、消滅、死を意味するのが白である。「白紙に戻す」などという言い方もある。死というものは「無に帰する」という意味と同時に、「そこからまた再生してくる」ということにつながる。
「1つの終わりは1つの始まりでもある」のだ。株式で言えば、続騰していく最中に次の続落の芽を宿しているのであり、続落していく最中に次の大相場の芽を宿すのである。老年期相場の終わりは、次の青春期相場の芽を懐胎するという意味にもなる。
次に干支から見ると今年は「ひのととり(丁酉)」である。この酉という字は、器の中で蓋が閉じられていて、発酵している状態を表す象形文字である。つまり「機が熟して新しい力が生まれ出ていること」であり、古来革命の年とか政変の年とか、激変の年とか再生の年とか言われてきた。
2017年一白水星丁酉の年の意味はこうなる。従来の流れに反対する力が熟成して大きな変化につながる。それは内容によっては転落にもなり、または大発展にもなる。いずれにせよ、大変化の年となる。
転落なのか大発展なのか、どちらかに決めよ、というのは本稿がよく言う「思惟の放棄」であり、「知性の否定」であり、「安易な割り切り」である。
甲か乙かの安易な二元論に陥ることを禅語では「二見に堕す(にけんにだす)」と言って、最も避けるべきところである。「二見に堕す」の安易さを封鎖して、正解がないかもわからない問いに対して、正解に至ろうとして格闘し続ける強靭さが「知性」である。知性と知能は、関係はあるが別物である。
この辺の呼吸をわからない者が「当たるも八卦、当たらぬも八卦」などと幼児じみたことを言うのだ。
(続きはご購読下さい。初月無料です)
※本記事は有料メルマガ『山崎和邦 週報 「投機の流儀 (罫線・資料付)」*相場を読み解く』2017年3月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『山崎和邦 週報「投機の流儀(罫線・資料付)」』(2017年3月5日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
山崎和邦 週報 「投機の流儀 (罫線・資料付)」
[月額3,000円(税込) 毎週日曜日(年末年始を除く)]
大人気メルマガ『山崎和邦 週報「投機の流儀」』のHTMLデラックス版をお届けします。テキストメルマガではできなかったチャートや図解を用いた解説も掲載。より読みやすく、理解しやすく進化しました。投資歴55年を超える現役投資家だからこそ言える経験に裏打ちされた言葉は投資のヒントが盛りだくさん。ぜひご購読ください。