沈みゆく日本でも、個人で成功を勝ち取ることはできる
ただし、国は厳しい状況となっていますが、個人で成功をすることは十分に可能ということです。
例えば、国の借金のツケを払わされる子供達に最大の財産を残すとしたら、中国語教育をさせた方がよいということです。
私が今、投資家として日本人に最高のアドバイスをするとしたら、「子供や孫には中国語を習わせなさい」ということだ。子孫の未来に希望を託すなら、必ず中国語、それもいわゆる標準中国語を学ばせるべきだ。
出典:『日本への警告』(著:ジム・ロジャーズ/刊:講談社+α新書)
現在は日本にも多くの中国人の方が住んでおり、またスカイプでも中国語のレッスンを受けることも可能です。子供の年齢が中学生くらいから子供だけでボーディングができる全寮制の学校も海外にはたくさんあります。母子留学などで中国語が学べるシンガポールに留学に来る日本人も増えているようです。
若者は長期間の海外生活を
さらに、50代の老後準備をしている世代には、自宅を売却して海外移住するか、資金を移すことを勧めています。
日本に若者に対して、ロジャーズ氏は次のように言っています。
毎月の給料の一部を海外の株式やETF(上場投資信託)などに投資をするという方法も有効だが、できることなら長期間海外に身を置く経験を積んでもらいたい。
出典:『日本への警告』(著:ジム・ロジャーズ/刊:講談社+α新書)
なぜ、このようなハイリスクハイリターンな人生設計や投資プランを推奨しているかというと、それくらい日本経済は追い込まれているからです。