注目トピックス 市況・概況 記事一覧

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    NY外為:リスクオン、バイデン政権は3兆ドルのインフラを検討

    NY外為市場ではリスク選好の動きが優勢となった。ユーロ・円は129円40銭から129円93銭まで上昇した。ドル・円は108円78銭でもみ合い。リスク選好の円売りと、金利低下に伴うドル売りが交錯。ユーロ・ドルは1.1910ドルから1.1947ドルまで上昇した。

    バイデン政権が3兆ドル規模のインフラの準備をしていると報じられた。ダウ平均株価は114ドル高で推移した。10年債利回りは1.68%と、1.7%割れを維持した。

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    NY外為:ドル軟調、長期金利低下で、米10年債利回り1.7%割れで推移

    NY外為市場で長期金利低下に伴い、ドルは軟調推移を維持した。朝方発表された低調な経済指標を受けて米国債相場は反発。10年債利回りは1.67%まで低下し、1.7%割れで推移した。

    ドル・円は108円84銭付近から108円66銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1930−35ドルと高値圏で推移した。ポンド・ドルは1.3855ドルから1.3860−65ドルまで上昇した。

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    NY外為:ユーロ買い後退、独、ロックダウンを4月18日まで延長

    NY外為市場でユーロは伸び悩んだ。ドイツはロックダウンを4月18日まで延長すると報じられた。新型コロナウイルス変異種感染拡大などでフランスやイタリアなどはロックダウンを再開している。

    ユーロ・ドルは1.1940ドルまで上昇し、高値を更新後、1.1930ドルへ反落。
    ユーロ・円は129円80銭から129円70銭へ弱含んだ。ユーロ・ポンドは0.8628ポンドから0.8618ポンドへ下落した。

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    米2月中古住宅販売件数、予想以上に減少しドル軟調

    米2月中古住宅販売件数は622万戸と、1月666万戸から予想以上に減少した。

    予想を下回った結果に失望しドルは引き続き軟調推移。ドル・円は108円84銭付近から108円76銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1913ドルから1.1923ドルまで強含み推移した。

    【経済指標】
    ・米・2月中古住宅販売件数:622万戸(予想:650万戸、1月:666万戸←669万戸)

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    米2月シカゴ連銀全米活動指数、予想外のマイナス

    米2月シカゴ連銀全米活動指数は-1.09と、1月0.66から改善予想に反して昨年4月来のマイナスに落ち込んだ。

    ドル・円は108円85銭付近から108円80銭まで弱含み推移。ユーロ・ドルは1.1930ドルから1.1919ドルへ軟化した。

    【経済指標】
    ・米・2月シカゴ連銀全米活動指数:-1.09(予想:0.72、1月:0.66)

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    欧州為替:ドル・円は底堅い、ユーロ・円がけん引

    欧州市場でドル・円は小幅に値を戻し、108円70銭台に回復している。米10年債利回りは低水準で推移し、ユーロ・ドルを押し上げた。それに追随したユーロ・円がドル・円をけん引。ただ、欧米株価指数の軟調地合いで、円売りは抑制されている。

    ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円60銭から108円75銭、ユーロ・円は129円13銭から129円53銭、ユーロ・ドルは1.1875ドルから1.1910ドル。

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    欧州為替:ドル・円安値もみ合い、米長期金利は下げ渋り

    欧州市場でドル・円は108円60銭台と、安値圏でのもみ合いが続く。米10年債利回りの下げ渋りで、ドル売りはいったん収束したもよう。ただ、欧米株価指数の軟調地合いで、リスク回避的な円買いに振れやすい。スイスフランも、先高観は弱まっていないようだ。

    ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円60銭から108円75銭、ユーロ・円は129円13銭から129円36銭、ユーロ・ドルは1.1875ドルから1.1905ドル。

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    欧州為替:ドル・円はじり安、スイスフランは全面高

    欧州市場でドル・円はじり安となり、108円60銭台に値を下げた。トルコリラの値動きに警戒感が広がるなか、安全通貨のスイスフランが全面高に。一方、欧州株はほぼ全面安、米株式先物も軟調地合いとなり、欧米株安観測で円買いも観測される。

    ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円60銭から108円75銭、ユーロ・円は129円13銭から129円36銭、ユーロ・ドルは1.1875ドルから1.1904ドル。

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    日経平均テクニカル:大幅続落、下降転換した25日線を割り込む

    22日の日経平均は大幅続落した。ローソク足はマドを空けて下落し、上下のヒゲが短い大陰線を示現して強い売り圧力を窺わせた。終値は25日線を下回ったほか、5日線と25日線がともに下向きに転換。新値3本足も陰転して短期的な調整局面入りを示唆している。一目均衡表では遅行線が弱気シグナル発生を開始。本日終値比横ばいが続くと3月24日に株価が雲中へ突入し、大勢強気から中立へ局面が変わることになる。ボリンジャーバンド(25日ベース)では本日終値の41.72円下に-1σが走っており、-1σ割れ後の下値拡張リスク増大に留意したい。

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    22日の日本国債市場概況:債券先物は151円30銭で終了

    <円債市場>
    長期国債先物2021年6月限
    寄付151円10銭 高値151円36銭 安値151円10銭 引け151円30銭
    売買高総計16926枚

    2年 422回 -0.145%
    5年 146回 -0.100%
    10年 361回  0.075%
    20年 175回  0.460%

    債券先物6月限は、151円10銭で取引を開始。黒田日銀総裁が前週末の日銀金融政策決定会合後の会見で「今、イールドカーブ立てるように何かすることは考えていない」と述べたことが材料視されたほか、米長期金利低下や日本株安を受けて買いが優勢になり、151円36銭まで上げた。現物債の取引では、全年限が買われた。

    <米国債概況>
    2年債は0.14%、10年債は1.67%、30年債は2.38%近辺で推移。
    債券利回りは低下。(気配値)

    <その他外債市況・10年債>
    ドイツ国債は-0.32%、英国債は0.81%、オーストラリア10年債は1.75%、NZ10年債は1.73%。(気配値)

    [本日の主要政治・経済イベント]
    ・18:00 ユーロ圏・1月経常収支(12月:+367億ユーロ)
    ・21:30 米・2月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.71、1月:0.66)
    ・22:00 パウエル米FRB議長BIS主催オンライン討論会参加
    ・23:00 米・2月中古住宅販売件数(予想:650万戸、1月:669万戸)
    ・23:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁オンライン討論会参加に
    ・02:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁オンライン討論会主催
    ・02:30 クオールズ米FRB副議長オンライン講演

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    欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米当局者発言受けた長期金利を注視

    22日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。欧米株安ならリスク回避的な円買いに振れ、ドルを下押しする見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者発言で米長期金利は下げづらく、ドル買いは根強いだろう。

    FRBは19日、金融機関の自己資本比率に影響する補完的レバレッジ比率(SRL)の緩和措置を延長せず、3月末で終了すると発表した。それを受け騰勢を強めた米長期金利を手がかりにドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.1870ドル台に下落、ドル・円は109円台に浮上する場面もあった。週明けアジア市場はタカ派姿勢のトルコ中銀総裁の更迭を受けたリラ急落の混乱で、早朝にリスク回避の円買いが先行。ただ、ドル買い基調は変わらず、対円では下値の堅さが目立つ。

    この後の海外市場では、引き続き米長期金利が注目材料となる。トルコが問題視され新興国通貨売りに振れれば、リスク回避的な円買いが主要通貨を押し下げる展開となろう。また、米10年債利回りの高止まりで株価に下押し圧力がかかり、円買いを支援する可能性もある。一方、パウエル米FRB議長やバーキン・リッチモンド連銀総裁など当局者の発言で米長期金利は下げづらく、ドル買いは継続。欧州での新型コロナウイルス再拡大でユーロ売りも想定され、ドルを下支えしよう。

    【今日の欧米市場の予定】
    ・18:00 ユーロ圏・1月経常収支(12月:+367億ユーロ)
    ・21:30 米・2月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.72、1月:0.66)
    ・22:00 パウエル米FRB議長BIS主催オンライン討論会参加
    ・23:00 米・2月中古住宅販売件数(予想:650万戸、1月:669万戸)
    ・23:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁オンライン討論会参加
    ・02:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁オンライン討論会主催

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    東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、日本株の大幅安で

    22日の東京外為市場でドル・円は戻りが鈍い。トルコ中銀総裁の更迭によるリラ急落の混乱で円買いが先行し、早朝に108円60銭まで下落。その後は円買いの縮小によりドルは108円96銭まで上昇する場面もあったが、日本株の大幅安で円買いがドルの戻りを抑制した。

    ・ユーロ・円は129円01銭から129円47銭まで上昇した。
    ・ユーロ・ドルは1.1873ドルから1.1900ドルまで値を上げた。

    ・17時時点:ドル・円108円60-70銭、ユーロ・円129円10-20銭
    ・日経平均株価:始値29,444.10円、高値29,472.98円、安値29,107.63円、終値29,174.15円(前日比617.90円安)

    【金融政策】
    ・中・1年物ローンプライムレート:3.85%に据え置き

    【要人発言】
    ・バーキン米リッチモンド連銀総裁
    「2021年の価格圧力を予想」
    「米経済は恐らく回復完了が間近だ」
    ・エルバン・トルコ財務相
    「インフレ圧力が弱まるまでマクロ政策を継続」
    「自由な為替相場制度の実施を継続する」
    ・黒田日銀総裁
    「物価2%目標の早期実現という金融政策の大元は変更すべきでない」
    「ETFの買入れ中止や売却を検討していることはまったくない」

    【経済指標】
    ・日・1月景気動向指数・先行改定値:98.5(速報値:99.1)

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    東京為替:ドル・円は小幅安、トルコリラは下げ渋り

    22日午後の東京市場でドル・円は小幅に値を下げ、足元は108円70銭台で推移。米10年債利回りはやや持ち直し、ドル買いに振れやすい地合い。一方、トルコリラは下げ渋っているものの、目先の警戒感が強まりリスク回避的な円買いが観測される。

    ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円60銭から108円96銭、ユーロ・円は129円01銭から129円47銭、ユーロ・ドルは1.1873ドルから1.1898ドル。

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    大阪金概況:下落、底堅いドル相場を反映

    大阪取引所金標準先物 22年2月限・日中取引終値:6064円(前日日中取引終値↓24円)

    ・推移レンジ:高値6096円-安値6064円

    22日の大阪取引所金標準先物(期先:22年2月限)は下落した。金の価格決定要因として注目されるドルの総合的な価値を示すドルインデックスが底堅く推移し、ドルの代替投資先とされる金には資金が向かいにくく、今日の金先物は売りに押される展開となった。今日の東京株式市場で日経平均が大幅続落となり、また米長期金利が上昇一服となったことなどから、安全資産であり、かつ金利のつかない資産である金の魅力が見直され、取引時間中には下げ渋る場面もあったが、取引終了にかけては手仕舞い売りもあり、今日の安値で日中取引を終えた。

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    マザーズ先物概況:続落、5日線を割り込みトレンド転換懸念

    22日のマザーズ先物は前日比11.0pt安の1202.0ptとなった。なお、高値は1229.0pt、安値は1201.0pt、取引高は3584枚。本日のマザーズ先物は、米国市場でナスダックが上昇したことやナイトセッションがプラスで取引を終了した流れを引き継ぎ上昇でスタートした。現物株の寄り付き後は、時価総額上位のメルカリが強含みしたことから、上げ幅を拡大し一時は、12.0pt高まで上昇する場面があった。しかし、東証1部市場で日経平均が下げ幅を拡大し、個人投資家のリスクセンチメントが悪化、マザーズ市場でも時価総額上位の銘柄が軒並み安となり、マザーズ先物もマイナス圏に下落する軟調な展開となった。日足チャートでは、75日線、5日線を割り込み続落で引けており、5日線に沿った上昇トレンドが転換した懸念があるようだ。

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    日経VI:上昇、株価大幅続落で警戒感強まる

    日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は22日、前日比+2.05pt(上昇率9.18%)の24.39ptと上昇した。なお、高値は24.64pt、安値は22.81pt。今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。その後、日経225先物は戻りの鈍い展開で市場心理が悪化。日経225先物は先週末も大きく下げており、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが高まり、日経VIは終日、先週末水準を上回って推移した。

    【日経平均VIとは】
    日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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    日米の中銀の政策変更を警戒したリバランスの流れに【クロージング】

    22日の日経平均は大幅続落。617.90円安の29174.15円(出来高概算13億8426万株)で取引を終えた。前週末の米国株の大幅安が嫌気され投資マインドが悪化したほか、日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れ対象をTOPIX連動型のみとしたことも引き続き響き、指数寄与度の大きいファーストリテなどの値がさ株に売りが続いた。その後は、急激な株価下落を背景に押し目買いが入ったものの、先行き不安心理が拭えず、総じて安値圏でのもみ合い展開が続いた。

    東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数は1190となり、全体の5割超を占めた。セクター別では、海運の上昇率が4.00%と前週末に続き大きく上伸したほか、鉄鋼、電気ガス、鉱業など9業種が上昇。一方、輸送用機器、保険、機械、非鉄金属など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、富士フイルム、三菱商、オリンパス、伊藤忠が堅調。半面、ファーストリテ、ダイキン、ファナック、東エレク、ソフトバンクGが軟調だった。

    米連邦準備制度理事会(FRB)は19日、大手金融機関を対象にした自己資本規制である補完的レバレッジ比率(SLR)の緩和措置を延長せず、3月末で終了すると発表した。これを受け、大手行が米国債売却を迫られるという見方から、運用環境の悪化が警戒され、東京市場でも銀行や保険など金融セクターが下落した。また、ルネサスの工場火災が嫌気され、同株が一時5%超の下落となったほか、車載用半導体の供給懸念から完成車や自動車部品メーカーにも売りが波及した。

    一方、きょうの東京市場では、鉄鋼、海運といった景気敏感株の一角には引き続き投資マネーが流入しているほか、東証1部市場で昨年来高値を更新した銘柄は200銘柄を超えている。市場関係者からはTOPIX型シフトにより個別銘柄でみると、指数の急落ほど投資家のセンチメントは大幅に悪化していないとの見方をする向きもいる。また、来週の29日、30日には配当の再投資に伴う先物買いが見込まれているだけに、目先は外部環境が落ち着くまでは、押し目買いスタンスに徹するのが得策ではないかと考える。

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    Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け)

    ■eワラント売れ筋トップ10(2021/3/22 15:30現在)

    順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格
    1 ファーストリテイリング プット(75,000円) +6.50% -3.50 2.19円
    2 ファーストリテイリング コール(112,000円) -43.90% 11.89 0.28円
    3 ファーストリテイリング コール(108,000円) -20.99% 5.95 1.34円
    4 野村日経225レバレッジETF プラス5倍トラッカー(32,000円) -11.76% 10.55 9.19円
    5 バンダイナムコホールディングス コール(11,500円) -18.00% 5.74 0.87円
    6 ビットコイン2021年5月 プラス5倍トラッカー(40,000米ドル) -2.67% 1.85 18.97円
    7 サイバーエージェント コール(9,500円) +2.70% 10.26 0.43円
    8 東京エレクトロン コール(45,000円) -10.83% 9.14 1.13円
    9 アドバンスト・マイクロ・デバイセズ コール (100米ドル) 0.00% 3.42 2.79円
    10 東京海上ホールディングス コール (5,400円) -30.28% 6.09 1.82円

    ■eワラント値上がりトップ10(2021/3/22 15:30現在)

    順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)
    1 東京海上ホールディングス プット (5,000円) +62.22% -10.33 -5.61%
    2 東京海上ホールディングス プット (5,500円) +56.73% -8.22 -5.61%
    3 三菱商事 コール(3,400円) +52.78% 15.01 +3.62%
    4 東京海上ホールディングス プット (4,500円) +52.17% -11.27 -5.61%
    5 三菱商事 コール(3,200円) +46.15% 12.09 +3.62%
    6 商船三井 コール(3,400円) +42.22% 4.68 +7.26%
    7 伊藤忠商事 コール(4,000円) +41.18% 17.46 +2.96%
    8 商船三井 コール(4,100円) +40.21% 4.98 +7.26%
    9 東京海上ホールディングス プット(4,000円) +40.00% 0.00 -5.61%
    10 三井金属鉱業 コール (4,800円) +37.50% 0.00 +3.87%
    注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較
    (出所:Eワラント証券ウェブサイト)

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    東京為替:ドル・円は動意薄、トルコリラに警戒も

    22日午後の東京市場でドル・円は108円70銭台と、動意が薄い。金融引き締め姿勢を強めていたトルコ中銀が更迭されリラは急落したが、この後の欧州勢の動向が注目される。足元でリラ・円は小幅に戻したものの、買戻しは続かず、目先の取引で乱高下の可能性もあろう。

    ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円60銭から108円96銭、ユーロ・円は129円01銭から129円47銭、ユーロ・ドルは1.1873ドルから1.1898ドル。

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    米国株見通し:やや売り優勢か、当局者発言で下押しも

    (14時50分現在)

    S&P500先物      3,896.88(-2.87)
    ナスダック100先物  12,897.62(+53.12)

    グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。

    19日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは持ち直したが、続落のダウは234ドル安の32627ドルで取引を終えた。連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、金融機関の自己資本比率に影響する補完的レバレッジ比率(SRL)の緩和措置について、予定通り3月末で終了すると発表。それを受け長期金利が上昇し、株価を下押し。市場は金融当局の引き締めと受け止めたが、その後金利高が抑制されると、ハイテクなどへの買戻しがみられた。

    本日も売り優勢の展開となりやすい。前週まで過去最高値を更新する強気相場が続き、短期的な調整が想定される。FRBの措置で効果を見極めるなか、パウエル議長やバーキン・リッチモンド連銀総裁など当局者の発言で長期金利は下げづらく、積極的な買いは手控えられる見通し。一方、バイデン政権による今後の対ロ外交に懸念が強まり、積極的な買いを抑制しよう。また、対中関係も改善の兆しはみられず、輸出入活性化への思惑は広がりにくいだろう。