食品ロスはコンビニの構造的問題
コンビニオーナー側の悲鳴を拾ってみますと…。
新商品が出れば、本部から“多く入れてください”と依頼が来る。過剰発注が常態化しています。
“恵方巻き”や“うな重”などの季節商品は、その日にしか販売できないのに、過剰なほど発注せざるを得ない…。
予約商品に関しては、必ず「前年超え」が基本…。
商品棚の商品が売り切れれば、本部に、売り切れた時刻が通達される。長い時間、売り切れが続くと、本部から督促が来る…。
過剰出店・過剰発注・過剰廃棄が常態化しているのが、コンビニエンスストア業界だといえそうです。
まさに「食品ロス」はコンビニ業界の構造的問題だと言えますね。
食品廃棄のうち、ある一定の割合は本部が負担してくれるらしく、コンビニオーナー側も、食品廃棄への罪悪感が薄れてくると本音を述べています。
オーナー不在時におでん発注
そんな中、11月15日、加盟店を指導する立場の本部社員2人が、おでんなどを店主に無断で発注していたことが明らかになったと報じられました。
店の独立性を保つ社内規定に反しているとして懲戒処分にしたということです。
不正は5月以降にあり、店主の不在時に、店に設置されているコンピューターを勝手に使って発注したというのです。
本部社員に、数字に対するプレッシャーがあったのでしょうかね。こういうのも「食品ロス」に繋がっていくことになりますね…。
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※本記事は、らぽーる・マガジン 2019年11月18日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『らぽーる・マガジン』(2019年11月18日号)より一部抜粋
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